WWシリーズ4冊目(森博嗣)

先週の金曜日に森先生のWWシリーズ新刊が出てたので買ってきました(*’ω’*)

「幽霊を創出したのは誰か?」

そして土日で読了しました(˘ω˘)

私はもう日本の小説といったら森先生の本だけ読んでます…自他共に認める信者です。
森博嗣の著作の感想を始めると1日あっても足りない(実際に既刊の数も気軽に勧められないほど多い)ので全部端折ります(笑)が、WシリーズとWWシリーズは何故かラノベ枠なので、騙されたと思って読んでみてください^p^

なんでラノベ枠なんですかね??Wシリーズ出た時、講談社関係の文庫で全然見つからなくて、店員さんに聞いたら「あ、それライトノベルなので別のフロアですね~(˘ω˘)」って言われて本気で「は???」ってなりました。

 

それはさておき。

森博嗣といえば理系ミステリと言われるミステリ枠ですが、WシリーズもWWシリーズも、この辺はちょっとミステリ要素があるSFと哲学みたいなテイストで、過去作知らなくても普通に読めます^p^
ただし、過去作読んでるともれなく悶えます…(笑)

ロイディ!!!

森ファンだとこれだけで通じるはずvvv

Wシリーズはどこなんだろうな…「すべてがFになる」でドラマ化されたりアニメ化されたりしたS&M シリーズのずっと未来の話というのは間違いないんだけど、森先生の中で既刊を読んでなくても分かる体で書いているのか、既刊を読んでいる前提で補完的に読んでほしいのか、その辺教えてください…(笑)

 

脈々と既刊を読んできた私ですが、WとWWの世界観ももれなく好きです(˘ω˘)

S&M からおなじみの四季様が見守った数百年後の未来なんでしょうね…人工細胞を取り入れることで人間が死ななくなった代わりに新しく産まれなくなった世界で、人工知能やウォーカロン(人工細胞で作られた生命体で人と見分けがつかない)を通して研究者のハギリ先生が生命やヴァーチャルについて考える小説シリーズ。

 

とにかくリアルというか、いつかこうなるんじゃないかと思ってしまうほどの緻密な世界観と、毎回読む度に美しいとさえ思ってしまうハギリ先生の知性や思考が大好きです。゚(。>ω<。)゚ 。
その世界の権威のはずが、最高に天然というか独特のテンポなところも好きです…(笑)

あ、今回はヴォッシュ博士出てきませんでしたね、残念^p^←欲望がだだ漏れ
天然無自覚権威のハギリ先生に会いに、ヴォッシュ博士(こっちも天才)がほいほい遊びに来るのが楽しいんですけどね!

 

今回は表題の通り、ちょっとしたきっかけから「幽霊とは何か」という話題が発生し、それを中心としてヴァーチャルとリアルの関係に触れるお話でした。
ハギリ先生やオーロラちゃん(人工知能)が幽霊って何ぞや、っていう議論をするのは楽しいですね(*’ω’*)
ほっこりしちゃう…(笑)
あ、オーロラちゃん推しです。

しかしWWシリーズになってからハギリ先生とウグイちゃんはいちゃいちゃしやがって(˘ω˘)好きです。
ほんと今回も新婚かよ…っていうほど楽しそうでありがとうございます(˘ω˘)

…ていうかほんとにハギリ先生とウグイちゃんでいいんですよね??ね??
情報局から退いて隠居生活してるから名前変えてるだけなんですよね…?
だけど森先生のことだから、WWシリーズラストで実は違ったとか普通にやらかしそうで怖い…。

 

このシリーズは大体山という山がどーんと来るというより、静かに静かに盛大に最後にネタバレをかましてくるスタイル(笑)なので、今回も「まさか本体がそれかよ」という感じ。
ネタバレはしませんが、いつも通りの森博嗣です^p^!
わかりやすい起承転結というか、はっきりとした意味と答えを求める人には向きませんが、あのふわっとした世界観が好きな人は本当にハマるので、ぜひどうぞ(笑)
あの叙述トリックというか、読者が見ているものを予想もしない角度で毎回ひっくり返すスタイル…最高に好きです…(笑)

まあそのオチ?部分も含めて、人間って、生きてるってなんだろう?と深く考える時間をくださって、森先生ありがとうございました。

 

ところで、ハギリ先生は人工知能にモテモテ(…)らしく、問題を起こす渦中の人工知能ちゃんは大体いつも「ハギリ先生を呼んでほしい」って言い出すの最高にツボなんですよね。

WWシリーズの前作かその前だったかと思うんですが、オーロラちゃんが「人工知能のサークル」って言ってたの、すごいパワーワードだなって思いました^p^

 

は~堪能。
次回は10月に出るんでしたっけ?
森先生相変わらずバケモノのような刊行速度…。ジャンプ並みに小説が出るってどういうことですか???
買います(˘ω˘)

 

来年はGシリーズの最終巻が出たりするんでしょうか?

あっちは楽しみ半分、最近の悲劇2作がとんでもなく怖かった(けど美しかった)ので、Gのラストってホントにどうなるのか…:;(∩´﹏`∩);:

なお、既刊シリーズは何十冊あるんだっけな?という感じなので軽率にオススメできませんが、
個人的には比較的刊行順の
「S&M →V →G (悲劇の前まで)→百年2冊→四季」
の順番か、あるいはこれ友人に勧めた酷い(笑)布教順なんですが、
「G(悲劇の前まで)→S&M →百年2冊→四季(春・夏)→V→四季(秋・冬)」
でも楽しいです^p^

後者の方は「読まざるを得ない」という状況になって、どんどん興味が増します(˘ω˘)←これで友人から「悪魔かお前は」って言われたので、採用(笑)する際は自己責任でお願いしますvvv

 

は~読了後、本当に毎回清々しいというか、美しいな…森先生の世界は…って浸れて楽しいです(*´ω`*)
10月は…新刊を清々しく読むため(笑)に、自分のミカガエ新刊ちゃんと出せるように頑張りますね…!

次回は、ミカガエ本かアムドラ本の裏話をする回にでもしたいです^p^
ミカガエ本はめっちゃたくさんある(…)ので、描いた裏側でも聞いてみたい本があればお知らせください(*’ω’*)
ではでは~。

坏乃

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