詐欺メールの見分け方メモ

最近ちょくちょく迷惑メールというか詐欺メールが届くので、
「こんなん引っかかるやつおるんか^p^」
とイライラしながら思うんですが、
たまに親から「どうしよう！？」と連絡がきたり、
（仕事柄）引っかかってアクセスした事例を聞くので、
件名に惑わされず、内容も見ず、簡単に見分ける方法をメモしておきます（笑）

ちょっとした趣味です(˘ω˘)

ちなみに、今日ちょうど実際に私の携帯に届いたメールの件名が「クレジットカードご利用のお知らせ（本人分）」となっているもの。
件名でドキッとするかもしれませんが、内容も見なくていいので、まずは冷静にメアドを見ましょう。
そのメールのアドレスはこうでした。

〇〇＠〇〇〇〇.xyz

この＠から後ろがドメインというやつです。
〇〇にはランダムな文字列が入ってます。

知らないアドレスだ…知らないうちに何かしたのか…と思ったりするかもしれませんが、このドメインを落ち着いて読みましょう。

ただし注意、読むのは「右から」です。
これが一番、知らない人多いよな…と思うんですよね。

例えばyahoo サイトのアドレス、これってyahoo.co.jp の左から読んでませんか？
これ、意味を正確に把握したいなら右から読みます（もちろん、普段からドメインの意味が分かってるなら左から読んでも全然問題ないですけど）

ドメインは 「.〇〇」のように、ピリオドとピリオドで区切って、1つずつ意味を持ってます。
一番右側はトップレベルドメインという、一番大きい意味を持ってる部分。
住所で例えるなら、「県名」くらいに思ってください（実際にはトップレベルドメインは国名のことが多いけど）

.jp だと「日本」ですし
.us だと「アメリカ」
などなど。
（国名以外のトップレベルドメインも色々あり、.com だと「商用」になります。
この辺はまとめサイト等が色々あるので、興味があればぜひ見てみてください）

その次、右から二番目に来るドメインはまた別の意味があって
.co だと「会社」、.ne だと通信事業者…などなど。
（※同じ.co でも、トップ（一番右側）と、右から二番目に来ている時では全く別の意味になるのでご注意を。
トップの時は「コロンビア」ですが、二番目に来ている時に「会社」の意味になります。
この辺がややこしいんだよなあ…）

それを右から読んでいって初めて
.co.jp 「日本の会社」になるんですよね。
階層を下がっていくイメージ。
〇県〇市…みたいな。

さてここで、私が受信した詐欺メールのメアドを見ましょう^p^
〇〇＠〇〇〇〇.xyz

トップドメインは「.xyz」
誰だよお前。
.xyz って誰だよ。

この時点で信用度0なので、迷惑メール決定です(˘ω˘)
ちなみに.xyz は意味を持たない、誰でも自由に取得できるドメインです。
ドメインは誰でも好き勝手に取得できるお安いものから、特定の条件を満たさないと取得できないものもあります。
ここで信頼度が分かるわけです。

.co.jp は日本の会社が取得できるし、.ac.jp は日本の教育機関しか取得できない、そういう決まりがあるんですが、.xyz は誰でもOK。そんな信用ならないお名前ということになります。

本当にカード会社や何らかの請求を行っている連絡なら、ちゃんとしたドメインを取得して、意味の通じるドメインから連絡をくださるはずです。

そうは言ってもドメインの意味なんて全部分かるわけない…その通りです。
私だって知らないドメインはいっぱいありますよ。なので、その時はアクセスする前にこのドメイン何ぞや？とググります^p^

海外のトップレベルドメインだったり、特に意味を持たないドメインだと出たら、その時点でまず無視してます。
至急連絡とか書いてあったとしても、アクセスする前に消費者センターとかにちゃんと相談した方がよいかと。

豆知識として持っておくだけでも、ぜひぜひ…！
怪しいSNS「荷物をお届けに来たけど不在だったから持ち帰ったよ」というのも、まずクリックする前に見分けがつくのではないかと思います(˘ω˘)
最近佐〇急便さんに似せたアドレスがよく詐欺メールに使われてて可哀想だな…と思うんですが、あれもよく見ると全然意味が通らないドメインなので、皆気を付けて見てみてほしいです。

sag〇wa-com.jp
とか、なんちゃってそれっぽいですが、.jp の次、-com の部分はピリオドで区切られているわけではなく、ドメインではないので、sag〇wa-comというただの文字列になります。

まあそもそも論ですが、瞬時に何も考えずアクセスしないことですね^p^

なお、ドメインはメアドだけではなく、HPのアドレスもそうですよ。
昔、私がプログラマになる前、正直私も「ドメインって何ぞ？メールアドレスの＠の後ろ側でしょ？」くらいにしか思ってませんでした。

このサイトのアドレスですが、
〇ttps://mikagae.stars.ne.jp/
（※便宜上〇になってますが、アクセスする際はh です。変なリンクになっちゃうのですみません…）

この「mikagae.stars.ne.jp」がドメイン、うちのサイトの住所です(˘ω˘)
これを右から読んでいくと
.jp 　　　日本の
.ne　　　通信事業者である
.stars　　stars さん
になります。

※mikagae の部分はサブドメインと言って、これを説明し始めると終わらないのでここでは触れません（笑）

この話が理解しきれなくても、ちょっと意識を変えて一瞬でもアクセスを踏みとどまると、怪しいサイトやメールのフィッシングや詐欺に引っかかる機会が減るかもしれません(˘ω˘)
どなたかの役に立てばいいなあと思います(*’ω’*)

珍しく真面目な話をしちゃった…（笑）

ではでは～。