幻想水滸伝Ⅳパロ―Ⅳ

真夜中、三日月はふと目を覚ましました。

「……なんだ、この感じ……」

無造作に自分の剣を掴み、窓枠にそっと寄ります。
他の3人は変わらず眠ったまま。

特に音が聞こえたわけではないのに
どうも
空気が何かおかしい……

と、思ったその時、窓一面と部屋の中が全て真っ白に変わり、
その白を作った光は反射的に目を瞑ってもなお瞼の裏が白く思えるほどに、強烈でした。
眩いなどと感じる暇もありません。

そして降ってきた爆発音。
強烈な光のせいでどうしても身体が強張っている三日月ですが、耳を突き抜けて頭に直接響くようなその轟音は、確実に何か悪いことが起こっているのだと告げるもの。
嵐、雷、……戦い、どれよりも酷い。
これが雷なら、世界の終わりかもしれません。

瞼の裏がまた黒くなったと感じるようになってから、三日月はほんの少しずつ目を開いていきます。
開いても大丈夫だ。
そう確信を持てた後は、すぐさまベッドのオルガ達の無事を確かめました。

「なんだ……今の……」
もしあの光で目をやられていたらと思った三日月ですが、後から響いた音で起きたようで、瞬きを繰り返しながら呆然と天井を見つめている彼らの様子に安心しました。

一呼吸置き、三日月以外の3人も飛び起きます。

「おいおい、何だ今の!!?」シノが叫びます。
「噴火?いや、この島にはなかったよな?!」と、ユージンは窓に駆け寄りました。
「何があったんだ……ミカ!?お前は無事か!?」
「オルガ、うん、俺は大丈夫……なんか変な感じがすると思って窓から見張ろうとしたら、いきなり光った」
「光?」オルガが訊ねます。
「そう。なんか白いのが外で……あれ?」

足りない。
外を指さして眺めた三日月はそう思います。

「オルガ!」
窓から外を見ていたユージンの叫びが響き、4人がそこを見ました。

月と星が見守る夜は完全な暗闇ではなく、真夜中であるというのに見晴らしはとても良い、
それがより一層、その惨状をまるで舞台の中の1シーンのように照らしていました。
この状態を誰がまず指摘するのかとお互いの顔を見合わせている中、口を開いたのは三日月。

「オルガ……寝る前まで、あったよね?あそこに」

三日月が指を指したそこには、ドルト島がありませんでした。

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坏乃

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